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2008.10.29

10/25、10/26 J(S)W@日比谷野外音楽堂

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10/25・26(san)
JUN SKY WALKER(S)
20th ANNIVERSARY LAST TOUR “THANK YOU”
日比谷野外音楽堂

とうとうこの20周年プロジェクトの最後の日が来てしまいました。
この野音で、とりあえず一度終わる。

長かったような短かったような。

そして「ジュンスカの野音」といえば「雨」
果たして雨は降るのか?

私自身も降ってほしいような、そうでないような
複雑な気持ちで野音に向かう。

でも天気予報は晴れだったのに、だんだん雲行きが怪しくなる1日目。
ところでジュンスカって雨男誰なの?(笑)


25日、
B1列目の純太さんの目の前の席。
前が通路なのですごくステージが見やすい!
でもね、自然と体は左を向いていて。まー案の定ピックは一枚も私たちのところには飛んでこなかったよ。そりゃそうだ。

1曲目から「青春
そう来るか、という野音のセットリスト。
でもこの曲に込められた思い、歌わずにはいられない思いというのが
ものすごく、今のジュンスカっぽくていいと思った。

そして一緒にコバちゃんも歌ってるんだよね。
純太さんの前の席だからコバちゃんもよく見えて。
その姿見てたらうれしいな、って。
現役時代はこんな感情むき出しに一緒に歌ってる姿なんて
見たことなかったかも。
しかもこの日はスーツじゃなくて、皮ジャンで(ちなみに4人ともだったんだけど)いやーかっこいい~。

ランドセル」が始まったとたんに相方さん「キャー」となりました。
もちろん私も名古屋で聞いたときはそうだったんだけど
同じ反応にうれしいな(笑)

そして1日目は「JACK&BETTY」が始まったとたん、雨がポツポツ。えーやっぱり雨かぁ~と。
でも、まだ合羽着るほどじゃなかったんだけど。
「やっぱり雨降っちゃったねぇ」なんて相方さんと話してたんだけど、ただ、曲が終わったとたんにピタリとやむ。

なんだよーこの演出。
雨は降らない天気だけど、ジュンスカといえば「雨」だから
降らせてやったぜ、みたいなお天道様からのメッセージっぽかった(笑)

その後の和弥のMCでも「今一度やんでるけど、でも”すてきな夜空~”って言ったとたんに雨が降ったこともあったので、気を抜かないいようにします」と。

本当、大雨というか、ジュンスカの野音といえば雨。
多分、結果は半々くらいだったと思うのだけども、でもやっぱり雨の方が
印象に残ってしまうんだろうな、と思う。

BAD MORNING」(この曲のタイトルがライブ中出てこなかった・・・なんでだろう?)の時に寺岡さんが、コバちゃんの方を見てなにやら笑ってる。
それを見た純太さんも、なんだか知らないけど笑ってる。
きっとステージ上でおかしいことがあったのかもしれないけど、
そんな普通のことなのに、
うれしすぎて仕方ない。なんだろうね、この感情。

そして聞こえてきたのは「メロディ」やったーー。
このツアーで一度も聞いてなかったから最後に聞けてすごくうれしい!

そして続くは「砂時計」でこれまたビックリ。
私も昔は大好きな1曲だったけど、そんな気持ちも忘れてたくらい、
もう何十年ぶりにこの曲聞くんだろうなぁ~って感じで。

ライブで初聞きか?って思ったんだけど、どうやら50SONGSの野音で聞いてるらしい。覚えてない(爆)

でもここだけの話ずっと最後まで「風見鶏」だと思って聞いてました。

ハローレッテル」では純太さんと寺岡さんとで振り付けがあったんだけど
どうやら間奏では、すっかり純太さんが忘れていたらしい(笑)
それを見て笑ってる寺岡さん。

この日にやられたのは、なんといっても「すてきな夜空
野音といえば、みんなでこの曲を歌ったのを思い出すと、和弥さん。

とにかく、この曲を野音でやる、って事が
あまりにも特別な思いで、ものすごくいろんな気持ちが
あって、それはもうなんか言葉にならないわけで。
でも私にとってこの曲はずっと近くにあった大切な曲だったんだよね。
それをもう野音で聞けてる事自体が奇跡なんだよ。

そしてその奇跡はメンバー自身が勝ち取ってくれたものだと、
最後の挨拶での寺岡さん。

「今回、最後にやっぱり野音でやりたくて、自分も抽選に参加して、そして出来た2日間です」と。

もうその気持ちがファンとメンバーと一致してたこと。
そして抽選に参加していてくれたこと。
その言葉にうれしくてただただ号泣。
私はこの短い再結成の中じゃ(抽選のことがあって)「野音は無理なんじゃないか」って思ってたから。

1日目の最後は寺岡さんが長くしゃべってたな。
前半戦はマイクまわされても全然しゃべらなかったくせにー(笑)

2日目は、
当初、B2列目の純太さん側(一番右端)だったんだけど、
あまりにも右端な番号なので、
いろいろ迷ったんだけど、B3列目の一番左端と交換
しました。
1列下がってしまったのに、私のわがままを聞いてくれた相方さんありがとう。

1日目に感じてたリラックス感は前半はなかった。

これでワンマンは最後なんだという自分の気持ちのテンションもあったんだろうけども、メンバー自身も、気負いというか、力強いんだけど絡まってる感が前半はありました。

この日はメロディはなくて「ひとつ抱きしめて
このツアーでは一度も聞く事がなかったので
うれしかったけど、やっぱり「メロディ」も聞きたかったかな?

緊張感を溶かしたのは「どうかな?」と「ハローレッテル」だったかなぁ。
やっぱり寺岡さんと純太さん、面白い。
昨日やってた振り付けも結局最後まで出来ずに。
というかこの二人根本的にあってない(爆)
でもそれが面白いと今は思える。
この日は早々に皮ジャンを脱いでしまった、コバちゃんに曲が始まる前に一言かけよる寺岡さん。どうやら、皮ジャンを着て、と強制してるらしい。
でも結局次の「あきらめたくない」では脱いじゃってたけどね。

ライブ前に野音で聞きたい曲のリクエストをやっていてその話を。
「23万通メールが来た」と和弥さん。
思わず「来るわけないじゃん・・・」ってボソッっと言ってしまった(笑)
そんなリクエストのリクエスト第一位の曲をやります、と
言って始まった曲が昨日もやった「砂時計」で、これまたビックリ。
そうかこの曲が1位だったんだ・・・なんか意外。

でも定番曲はライブでやってるしね。
やってない曲だとそうなるのかな。

しかし今日もイントロ聞いて「風見鶏」か、って言ってしまった。
ウーン、成長ナシ。

後半はメニュー変わらず、でしたが
しかしもうこのツアー何度も自分自身がやられてる
悲しすぎる夜」はもう人目気にせず大号泣でした。

もうあのイントロも、そして間奏も反則過ぎる。
楽しそうにベース、そしてギター、向かい合って弾いてる姿なんて
見せないでよー、って。

でも悲しい涙じゃないんだよね、
なんかここでこう見れてるのがうれしいんだよ。
本当によかったなーって思えるの。

最初の復活でこの曲聴いたときから本当に大好きな1曲で。
なにかライブでも、この曲がキーになってるような気がして。
だからこそすごく大切な曲でもあるし。大好きな曲でもあって。

何度か今後もライブがあるけど
この曲はもう聴くの最後なのかも?ってやっと
自分の中で思った気持ちもあって、なんだかわけわからんけど
泣いてた。

そしたらもう涙止まらなくなっちゃって、
その後「Parade」「いつもここにいるよ」「MY GENERATION」でも
泣いてました。

そう2日間、やっぱりマイジェネでの特効(花火)があって。
1日目は気がつかなかったけど、2日目、そりゃ寺岡さんステージ下がりすぎじゃないか?ってくらい下がってました。
確かに、迫力満点でしたが。
そんな姿に笑ってたコバちゃんと、寺岡さんでした。

アンコールはやはり最後なので「休みの日」でした。
多くは語らずだったけど、
もう曲に全ての思いが込められてるような、そんな感じで。

僕の大好きな君が決めた事だから 
僕はサヨナラを好きに なれるかもしれない

一言、一言大切な言葉を歌う和弥。
そんな姿にまたまた泣く。

野音は2日間とも1曲目、そして最後の曲が新曲の「青春」でした。

最初聞いたときは??って感じだったのはZeppTokyoの感想にも
書いたんだけども、でもライブで一言一言聞いてると
もうまさしく!本当いい曲だったし、
あの時一緒に過ごした4人だからこそ、今のジュンスカをあらわしてる1曲だったんだな、って改めて思う。

この曲、寺岡呼人作詞作曲なんだよね。
ファンへ向けたメッセージな部分、でも寺岡さんなりの
私はジュンスカのメンバーへのメッセージソングなんだろうな、って
思う。

 

あの時お前に出会わなきゃ 今の僕はここにはいないんだ
運命の気まぐれに 弄ばれ 人は出会い そして別れる

僕らの短い生命は 儚いからこそ輝いてる
今だから分かるんだ 無意味なものは 僕らには何一つなかった
 
「青春」なんて吐き気がするぜ あの頃ずっとそう思ってた
なのに僕もおまえも あふれる涙が 止まらない

多分、誰もが人と出会って別れることは
経験してると思う。ジュンスカとの出会いも別れもそう。

確かにジュンスカは97年に解散した。
解散ライブの時に「先の見えてるバンド」なんて早々いないだろうけど、でもなんだか知らないけど「もう二度とない」そんな雰囲気をかもし出していた。
そしてそれぞれの先も見えてなかった。
とにかく「ジュンスカが終わる」って事だけが見えていた事実だったんだと思う。
あれから11年「ジュンスカは終わったものだったんだ」って気持ちをつけてきたメンバーが、ラママと名古屋をやってみて、今あえてもう一度正面から向きあうと、決めた。

だからこそ「あの時解散したのに」とは思わなかった。
どちらかというと、今回のジュンスカをやって、今後それぞれどういう結論をみんな出すんだろう、と、そっちの方が不安だったのだ。

だって、もしかしたら結果は、失敗に終わる可能性だってあるはずだったから。

2008年、友達には
「ジュンスカイヤーにするから」って断言してた。
それは、この1年がジュンスカにとってどうなるか、見ておきたかったからだと思う。

そして、案の定そうなった。
イベント、フェス含むと野音までに11本。
ライブはどれもすばらしいものだった。
でもまだ半信半疑だった。自分自身がライブ見てることに対してもジュンスカが向かう結論に対しても。

葛藤は当たり前だけどもメンバーが一番持っていたこと、私はこの1年あまり見てこなかったような気がする。
自分の気持ちばかりが先行してた。

でも先日の野音を2日間見ててそして、
最後のメンバーの挨拶

純太さんは「今年1年充実してた。ありがとう」

コバちゃん「97年の解散の時には、この先どうなるんだろう?ってこの先の見えない解散だったけど、今日は広い意味でも前に進めるし、区切りのような気がする」

寺岡さん「ジュンスカは僕にとっての親でした。先にやめた不良息子を迎えてくれてありがとう。ジュンスカのメンバーにあえて幸せでしたー」
そんな言葉に3人肩組んで照れてた。

和弥さん「97年の解散ライブの時に一つ悔いが残ってて、今みたいに「ありがとう」とかそういう気持ちがあったんだけど、それを言葉に出すことが出来なくて。あのライブは、あれがあの当時の精一杯だったんだけど。そのかりを返せた」って。

そんな言葉の後に4人で円陣を組んで肩を組み合ってた所を見て(絶対現役時代ありえなかったシーンだ!!)
ジュンスカをやる葛藤をも乗り越えてそれぞれ「何か」次へのステップへいけたんじゃないか、思えたら、「やっぱり1年ジュンスカやってよかったんだ」って。すべて肯定できたような気がしたし、何よりうれしかった(だからこそ号泣してしまったんだけど;笑)

そして自分自身もやっと
「1年間見てきて間違いなかったんじゃん」って思えたの。
最後にしてやっとだよ(笑)
でもその気持ちを確認できただけでも野音のライブにいけてよかった。

メンバーにも本当に感謝の気持ちでいっぱい。

いろんな気持ちの詰まった今回のプロジェクト、
きっと今後の人生において2008年に改めてジュンスカが大切なものであった、という思いと、
メンバーもお客さんもお互いがお互いを「ジュンスカ」というものを
大切にこれからもしていこう!って思えたものの象徴として残る素敵なプロジェクトになったと思う。

今でもあの解散(寺岡さんの脱退も)必要な事だったと
私は思うけども。
でもあの解散を取り消せるほど、この2日間の野音のライブは
本当に充実してたし、そういう空気が日比谷に立ち込めてて、
なんどもその空気にやられて泣いて、笑って
叫んで、ジャンプして。
そして沢山のアリガトウを伝えたい、そんな2日間でした。

 

 言葉なんかじゃきっと 伝わらないけど
 この歌を 贈るよ アリガトウ

【10/25 セットリスト】
青春/歩いていこう/ランドセル/JACK&BETTY/
アリガトウ/BAD MORNING/メロディ/砂時計/どうかな/
ハローレッテル/あきらめたくない/白いクリスマス/
Let’s Goヒバリヒルズ /ななしの詩/悲しすぎる夜 /
PARADE /いつもここにいるよ/MY GENERATION
-en01-
スケッチブック/START/全部このままで
-en02-
すてきな夜空/青春

【10/26 セットリスト】
青春/歩いていこう/ランドセル/JACK&BETTY/
アリガトウ/BAD MORNING/ひとつ抱きしめて/声がなくなるまで/
どうかな/ハローレッテル/あきらめたくない/白いクリスマス/
砂時計/Let’s Goヒバリヒルズ /ななしの詩/悲しすぎる夜 /
PARADE /いつもここにいるよ/MY GENERATION
-en01-
休みの日/START/全部このままで
-en02-
すてきな夜空/青春

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Comment & Trackback

読んで、また涙が出てきたよ。。。
私は26日だけの日比谷野音だったけど、あの場所にいられて本当に嬉しかった☆
大阪野音も感動したけど、自分の中で日比谷があるって気持ちも強かったんだろうなぁー。
日比谷の方が泣いてたよ。

私もB3列目だったよー。13番でした☆
けっこう近くにおったんだね。

>>あや
26日だけ見に来てたんだねぇ~
本当いいライブだったよね。
BSで来月放送になるみたいで、これまた楽しみです。

沖縄には行ったの?
あーやっぱり無理してでも行けばよかったーと本当後悔でした・・・。
GCとCDJでこの悔しさを晴らします・・・。

そう、BSは見れるから嬉しいよー。
沖縄は行ってない。。。
お財布がね・・・
すごい楽しかったみたいだよね。
私もGCとCDJで悔しさ晴らすわ(笑)

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